【分かりやすい】マルメロとカリンの見分け方と似ているところとは?

マルメロ カリン アイキャッチ1.0

見た目が似ているカリンとマルメロ。

 

香りも似ているカリンとマルメロ。

 

ジャムやマーマレード、果実酒にするなど、つかい方まで似ているマルメロをカリンと呼ぶ地域もあります。

 

それだけ「似たもの」と思われているカリンとマルメロはどこがちがうのでしょうか?

 

もしかしたら、あなたが手に入れたカリンがマルメロだった、なんてことがあったかもしれません。

実際に、青果店を営む人でも間違えることがあるくらい見た目が似ているんです。

 

間違えないで手に入れるためにチェックできるカリンとマルメロのちがいとは?

 

今回はカリンとマルメロのちがいと似ているところ、かんたんな見分け方の紹介です。

 

 

カリンとマルメロの違い

カリンとマルメロ

 

カリンとマルメロの似ているところは、見た目以外では、香りと、バラ科の果物だということくらいです。

 

マルメロはマルメロ属の落葉果樹。

カリンはカリン属

というふうに違う属に分類されています。

 

その他にもちがいがたくさんあります。

 

原産地

 

カリン:

カリンの原産国は中国です。

 

収穫した果実を置いた部屋が、香りで満たされるほど芳しい香りを放つカリンを「香木瓜」と呼ばれることもあります。

 

また、安蘭樹(アンランジュ)または菴羅樹(あんらじゅ)とも呼ばれます。

英語名は(Chinese quince)

 

日本への伝来時期は不明で、果実は生薬名を和木瓜(わもっか)といいます。

 

マルメロ:

マルメロの原産地は中央アジアのトルコ、イラン、イラク地方です。

 

ローマ時代にはヨーロッパでされており、日本への伝来は1600年代にポルトガルから長崎に伝来したとされています。

 

この影響から、和名の「マルメロ」はポルトガル語の 「Marmelo」に由来するとされています。

英語名はクインス (quince).

 

西洋カリンと呼ばれることもあり、長野県では昔からマルメロのことを ”カリン” と呼んでいます。

 

原産国
カリン
  • 中国
マルメロ
  • 中央アジアのトルコ、イラン、イラク地方

 

実のかたち

 

カリン:

カリン

楕円で産毛もありません。

 

熟してくるほど表面が光りつるつるしてきます。

触ってみると、ちょっと油っぽいにかんじなります。

 

マルメロ:

マルメロ

洋梨のように丸く、薄い茶色の産毛におおわれています。

 

実を切ってみるとカリンより種の量が少ないところもちがいの一つです。

 

実のかたち
カリン
  • 楕円で毛がない
  • カリンの表面はつるつるしている
  • 完熟すると少し油っぽい触り心地になる
マルメロ
  • 洋梨のように丸い
  • 薄茶の産毛がある

 

実の硬さ

 

カリン:

見た目のかわいらしさとは裏腹に、実は切るのに苦労するくらいの硬さです。

 

それでも。包丁で実をかんたんに切ることができます。

 

かんたんに切るために、実を軽く茹でてみてください。

茹であがると、カリンの実は包丁でかんたんに切れるようになります。

 

硬くて渋いカリンの実はそのまま食べるには向いていません。

のちほど紹介しますが、ジャムなどに加工して食べるのが一般的なので火を通しても問題ありませんよ。

 

マルメロ:

マルメロはカリンに比べるとやわらかく感じます。

 

熟したマルメロは包丁でサクサク切れるようになります。

 

マルメロの実も渋みが強く生食に向いていません。

もし切れないときは軽く茹でてみてください。

 

実の硬さ
カリン
  • 切るのに苦労するくらい硬い
  • 茹でると包丁でかんたんに切れるようになる
マルメロ
  • カリンに比べるとやわらかい
  • 熟すほど包丁でサクサク切れる
  • 実を切ってみるとカリンより種の量が少ない

 

葉と花のかたち

 

カリン:

カリンの花

カリンの葉はギザギザしたのこぎりの歯のようなかたちをしています。

 

葉の刺々しさと反対に、印象的なピンク色の美しい花を咲かせることで知られています。

 

マルメロ:

マルメロの花

カリンの葉と正反対に、マルメロの葉はなめらかでやさしい見た目です。

 

葉と同じように、淡いピンクや白のやさしい色の花を咲かせます。

 

葉と花のかたち
カリン
  • ギザギザしたのこぎり歯
  • ピンク色の美しい花
マルメロ
  • なめらかな葉
  • 淡いピンクと白の花

 

栽培されている品種

 

カリン:

カリンにはこれといって選び抜かれた品種は無いと言われています。

 

私たちが見たことのあるカリンは、ほぼ同じ品種だと思われます。

 

マルメロ:

対してマルメロにはいくつかの栽培品種があります。

 

在来種のほかにも、

  • スミルナ
  • かおり
  • アップルクインス

といった品種があります。

 

栽培されている品種
カリン
  • ほぼ同じ品種
マルメロ
  • 在来種
  • スミルナ
  • かおり
  • アップルクインス

 

国内の主な産地

 

カリン:

カリンの生産には温暖な気候が適しており、香川県と山形県、愛媛県の3県で国内生産量の7割を占めています。

 

マルメロ:

マルメロの生産は長野県が国内生産量の9割近くのシェアを誇っています。

古くから長野県ではマルメロを「かりん」と呼ぶほど愛されている果実なんですね。

 

そのほか、青森県、北海道など冷涼な気候の地域で生産されています。

 

国内の主な産地
カリン
  • 香川県
  • 山形県
  • 愛媛県
マルメロ
  • 長野県

 

カリンとマルメロの似ているところ

カリンとマルメロ2

 

保存方法

 

ちがいがたくさんあるカリンとマルメロも保存方法はまったく一緒です。

 

  1. 表面の乾燥を防ぐ
  2. 果実の追熟ができる
  3. 直射日光で実が痛まないこと

を目的に、

「新聞紙でくるみ、直射日光の当たらない涼しい場所に置いておく」保存方法が一般的です。

 

保存方法
  • 新聞紙にくるみ、直射日光の当たらない涼しい場所に置いておく。
  • 乾燥を防ぎながら果実の追熟ができる。

 

香り

 

香りもまた、カリンとマルメロの似ているところです。

 

フルーティでやさしい、滑らかな香りは、カリンがのど飴につかわれている理由の一つではないでしょうか?

痛んでいる喉をやさしく癒してくれます。

 

マルメロの香りはカリンに比べるといくらか控えめですが、その甘い香りはカリン以上に特徴的です。

 

主な食べ方

 

つかい方の前に、

マーマレードとジャムとコンフェチュールの違いって何?

と思う方もいるのではないでしょうか?

 

全てかんきつ類のジャムのことで、

英語では、ジャム:jam

フランス語では、コンフィチュール:confiture

 

マーマレードは、

英語: marmalade

フランス語: marmelade

とスペルがちがいますが、意味は同じで語源はマルメロ(marmelo)です。

 

主な食べ方は、

  • ジャム
  • コンポート
  • ジュレ
  • シロップ
  • 砂糖漬け
  • ハチミツ漬け
  • 甘露煮
  • 果実酒

などがあります。

 

まとめ

 

今回はカリンとマルメロのちがいと似ているところ、かんたんな見分け方を紹介してきました。

 

これではじめてカリンとマルメロのちがいを知った人でも、迷うことなくどちらの果実なのかを見分けることができると思います。

 

また後半ではカリンとマルメロの似ているところも紹介しました。

手に入れてからのことを考えている方は、そちらをチェックしてみてください。

 

甘く芳醇な香りと「喉にやさしい」とされているカリンとマルメロをおいしく食べてください。

味だけでなく、乾燥する時期にあなたの喉を癒してくれます!

 

ぜひいろんな楽しみ方を気軽に試してみてください!!

 

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