からし菜とわさび菜は何がちがうの?それぞれのおいしい食べ方とは?

いつも鍋にくわえる葉物野菜や、サンドイッチにはさむレタスの代わりにおススメのからし菜とわさび菜。
ボリューム感と鮮やかな色がある葉は、テーブルにあるだけでパッと明るくなる葉物野菜。
旬の時期になると、スーパーや直売所で見かけるようになり、冬から翌年の春までその味を楽しめます。
そのうえ、からし菜は野生化している種類もあるので、時期になると収穫もできます。
からし菜は名前に「カラシ」がついているので、辛子のような風味があります。
しかし、わさび菜は名前に「ワサビ」がついているけれど、山葵のような風味はありません。
もっと詳しいちがいとそれぞれの食べ方とは?
今回はからし菜とわさび菜のちがいとそれぞれの味、おいしい食べ方の紹介です。
Contents
からし菜とわさび菜
からし菜
からし菜は中央アジア原産地のアブラ菜の一種です。
チンゲン菜や白菜の仲間で、種から和からしが作られます。
からし菜はその葉で、からしの辛味と香りを持つことが特徴です。
一般的には漬物やお浸しなどにされる事が多いようです。
もっとも多く出回る12月~4月頃が旬の時期になります。
からし菜にはいくつか種類があります。
からし菜の種類 |
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わさび菜
「わさび菜」は、九州で栽培されてきた在来種の「からし菜」を選抜して育成したものです。
葉のフチにギザギザとした細かい切れ込みがあり、明るいグリーンの葉はやわらかくて、表面がちりめんのように縮れているのが特徴で、ピリッとした辛みを持っています。
よく似た名前の野菜に「葉わさび」がありますが、こちらは「わさび」の葉のことです。
丸みのある形をしていて、同じアブラナ科ですが別種になります。
出典 JAグループ茨城
からし菜の産地
からし菜の主な産地は東日本です。
とくに北海道と東北、関東で多く生産させています。
からし菜のレシピ
からし菜を調理するときの、下ごしらえのちょっとしたコツで、独特の風味を失わず、おいしく食べられるようになります。
ほんとうに「ちょっとしたコツ」ですので、ぜひご覧ください。
生食
からし菜の茎だけを使い、浅漬けをつくれます。
食べやすい大きさに切り、ポリ袋に入れて、塩を加え、ポリ袋の上から良く揉み込む。
たったこれだけで、塩のみでとっても美味しい浅漬けになります!
からし菜の葉はサラダにピッタリなので、からし菜すべてを食べきれますね!!
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サラダ
水で洗ったあと、お湯にくぐらせる、仕上げにバルサミコと柚子胡椒ドレッシングで味付けします。
たったこれだけで、からし菜のサラダのできあがりです。
バルサミコと柚子胡椒で味付けすることで、お浸しにならずサラダになります。
おいしくなるコツは、「からし菜は沸騰した湯にくぐらすだけ 茹でない」ことです。
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野生のからし菜の食べ方3選
からし菜は、道の駅や直売所でも購入できるのですが、「野生化したからし菜を食べたい分だけ摘んでみる」のも楽しそうです。
一夜漬けから粒マスタードまで、季節により食べ方も変わります。
1. 一夜漬け
からし菜の花が咲かない新芽をつかった一夜漬け。
からし菜のほのかな辛味が好きな人にはたまらない食感で病みつきになるそうです。
おいしい一夜漬けをつくる条件は、
- 指でポキリと摘むことが出来るやわらかな新芽
- エグ味を消すためのアク抜き
- 塩漬けにピッタリの粗塩
これを一晩寝かせます。
食感は固くなく、辛みは多少あるけれどほんの少し感じるくらい。
二日目になると辛さはワサビ並みになり、さらに苦味が消えるようです。
注意点は、からし菜を採取するときは道路から離れた部分の株から採取する事です。
この点を厳守して下さい。
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2.塩漬け
蕾を付けたからし菜でつくる塩漬け。
醤油をサッとかけただけで美味しくなる、ご飯のおかずにもお酒のつまみにもなります!
粗塩でもみこんでつくるからし菜の塩漬けは、2~3日で食べごろになるようです。
注意点は、漬かったからし菜は常温では発酵してしまうのでフリーザーバッグに入れて冷蔵庫で保存したほうが良いようです。
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3. 粒マスタードをつくる
からし菜の種で自家製マスタードがつくれます!!
からし菜の旬は4月頃までですので、5~6月頃になると2メートル近くまで成長して枯れています。
枯れたからし菜には沢山の鞘が実っており、そこには小さな茶色い種が詰まっており、この種がおいしいマスタードに変身します!!
ところが、からし菜には種と同じくらいの大きさの虫が付いていることがあります。
ただし、天日干しした後、うちわなどで吹き飛ばでるので、深刻にならなくても済みますよ。
それでも面倒なことに変わりはないので、虫が活動を始める前の早朝に収穫したほうが良いようです。
レシピは
- からし菜の種50グラム
- 白ワインビネガー90グラム
- 塩3グラム
- 味付け程度のハチミツ
を加えます。
これらを消毒した瓶に入れてよく混ぜて、しばらく冷蔵庫で寝かせておく。
こんなにかんたんなつくり方で、美味しい自家製マスタードができあがります!
そのうえ、同じからし菜の種から和からしをつくれるレシピもあるんです!!
詳しいレシピはこちらからどうぞ
わさび菜はどんな味?
味はわさびに似たピリッした爽やかな辛味があり、主に生食に用いられます。
サンドイッチにはさんでもおいしく、マスタードをつかわなくても辛味を味わえます。
また、炒め物や天ぷらにしても美味しく頂けます。
わさび菜のレシピ
サラダを オリーブオイルで!
わさび菜の辛味とガーリックの風味、クルトンの歯ごたえを一緒に味わえるシーザーサラダ。
味わい深いサラダは、食べやすいので、野菜をたくさん食べたいときにもおススメです。
オリーブオイルとクレイジーソルトで味付けすることで、より一層おいしさが増します!!
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炒める
わさび菜の根元をつかい、さっと炒めてつくれる簡単おつまみ!
花かつおとゴマ油、醤油というシンプルな味付けです。
出来上がりのサインは、鮮やかな緑色になったら。
炒めすぎないように気をつけます。
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鍋
大根おろしと生姜入りの体の芯から温まるレシピ。
わさび菜はシャキシャキの歯触りがアクセントになるので、火を通しすぎないのがポイントです。
まぐろとわさび菜入りの大人味のお鍋です。
いつもの葉物野菜の代わりに入れると、かさ増しになり味のアクセントも付けられますよ。
辛味が苦手なら、火を通せば辛味も抑えられるので試してみてください!
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漬物
わさび菜の風味は浅漬けにしても活きます。
1センチくらいに切ると歯触りも良く、リピートして食べたくなります!
お弁当から、お酒のつまみまで、幅広い楽しみ方ができる一品です。
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辛くない食べ方
サッと茹でて辛味を減らした後、ツナとマヨネーズで和える、辛味を気にしないでよい食べ方。
わさび菜はゆですぎないようにしてください。
シャキシャキした食感が残るくらいが美味しくなるコツです
詳しいレシピはこちらからどうぞ
まとめ
今回はからし菜とわさび菜のちがいとそれぞれの味、おいしい食べ方を紹介してきました。
これではじめて、からし菜とわさび菜のちがいを知った方も、それぞれを使い分けることができると思います。
また、前半では、野生化したからし菜の食べ方も紹介しました。
自分で収穫してみたいと思った方は、そちらをチェックしてみてください。
からし菜とわさび菜をつかうと、風味と鮮やかな色で楽しませてくれます。
旬になったら、ぜひ試してみてください!!
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